A DAY IN BANGKOK。

バンコク生活用の備忘録

30年ローン

知り合いの、二十九歳の男性。

 

自営業を営む普通のバンコクの家庭に生まれ、バンコクで育って、大学を出て、日系企業に就職。

 

月給は三万バーツを超えていて、近々結婚を考えていて。

 

今は両親と借家に住んでるけど、もう両親はいい歳なので、近々、店をたたんで、田舎に引っ込む予定。親の介護。

 

なので、将来の住居として、バンコク郊外に家を購入。結婚後もそこに住むつもり。姉と共同購入。

 

30年ローンで、価格は500万バーツ。郊外のむーばーん。タウンハウスタイプの。ムーバーンのなかにプールもジムもあるんですよ。

 

野良犬はいないけど、結構な家庭が室内犬を飼ってて。朝と夕方、涼しい時間帯に、散歩に行くんです。

 

彼なら、30年、ちゃんと働いて、ローン返済を終えれるような気がする。そんな人。

 

庶民の家に生まれ、普通の公立の学校をそんな苦労もせずに大学まで行き、就職して、ローン組んで家とか車買って、家庭を持って、子供を育て上げ、定年まで働いて、、、、

 

タイはこんな国になりました。昔はあんなだったのに。

 

もうすぐ、インドもアフリカもモンゴルも、こんな国になるんだろうなぁ。

 

怖い。

 

タイの人って、昔の日本人とかと違って、別に、いい家とかいい車とか、無いなら無いでかまへんよー、みたいな感じだと思うんです。個人的な感想ですが。

 

それなのに、タイはこんな国になりました。

 

怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。

 

世界中を飲み込んでいくこの怪物。

 

もう終わったな、何もかも。